霊気という言葉が広く知られるようになったのは、2000年頃からのことです。当時、海外で独自の発展を遂げた霊気が「逆輸入」という形で日本に戻ってきたことで、多くの人々にその存在が知られるようになりました。けれども、実は私自身は、そうした海外で広まった霊気とは異なる、純粋な日本発祥の霊気を学ぶ機会に恵まれました。
それは、私の祖母が臼井甕男(うすいみかお)先生の教えを直接受けていたという、非常に貴重な背景があったからです。祖母は、霊気治療とともに鍼灸の鍼治療にも精通しており、代替医療としての手当ての力を実践していました。
本書では、そのような“海外に一度も出ていない”本来の日本の霊気について、できるだけ丁寧に記しています。特に、「病線」と呼ばれるエネルギーの通り道や、手を当てることで癒しを与える「手当て」の技法についても触れています。
現代ではさまざまな解釈が加えられた霊気が広まっていますが、日本独自の形で静かに受け継がれてきた霊気の本質に、今一度目を向けていただけたら嬉しく思います。

